マクタン島の夜の治安は?危険なエリアや安全なエリアなどを在住者が紹介!

「マクタン島に宿泊するのに周辺の治安が気になる」
フィリピンと聞くと治安が悪いと思われる方も多くいらっしゃるでしょう。しかし、マクタン島はリゾート地であり、比較的治安が良いため外出なども問題なくできます。
しかし、犯罪事例などもあるため事前に対策しておくことが大切です。
本記事では以下を解説します。
- ・マクタン島の犯罪事例
- ・トラブルに巻き込まれない方法
- ・よくあるQ&A
本記事を参考にマクタン島観光をお楽しみください。
そもそもマクタン島とは

マクタン島はフィリピン中部・ビサヤ諸島に位置し、世界的に人気のリゾートエリアです。セブ国際空港があり、セブ本島とも橋で繋がっています。
美しいビーチや高級リゾート、マリンアクティビティが魅力で、観光客や移住者が集まる活気ある場所です。一方で、島内は住宅地やローカルエリアも多く、エリアによって雰囲気が異なります。
そのため、以下でマクタン島の治安について解説します。
マクタン島の治安について

マクタン島は基本的に観光地として治安が安定しており、日中の観光は安心して楽しめます。しかし夜間や人通りが少ない場所では、軽犯罪のリスクが高まることも。
そこで以下ではマクタン島の詳しい治安事情について解説します。
外務省の海外安全ホームページ
外務省の海外安全ホームページでは、マクタン島を含むフィリピン全体の最新治安情報が随時更新されています。
犯罪発生情報だけでなく、災害や政治的リスクなど幅広い情報を確認可能です。旅行前はもちろん、滞在中もチェックすることで、危険なエリアや最新の注意点を把握できます。
2025年7月現在の海外安全ホームページによると、レベル1で一番低い危険度を示しています。
マクタン島の治安は時期によって変化する
マクタン島の治安は、実は観光シーズンや年末年始など、人の動きが多い時期に変化することがあります。
観光客が増える時期はスリや詐欺など軽犯罪も増加する傾向があり、特に人混みでは警戒が必要です。
また、選挙やクリスマスなどの大型イベントの時期には治安が不安定になる場合も。普段は平穏な場所でも、時期によって雰囲気が変わるため、常に最新情報を確認し、無用なトラブルを避けましょう。
マクタン島在住者から見た治安
マクタン島在住者に聞いたマクタン島の治安について以下で紹介します。
危険なエリア
マクタン島では、空港近くの裏通りや、ローカル色が強いパブ周辺、夜になると人通りが激減する路地裏などが要注意です。
特にラプラプ市のダウンタウンは観光客にとって馴染みが薄く、夜は治安が不安定になることがあります。また、港周辺は夜間に不審者が出没することも。
危険なエリアを無理に歩くより、タクシーやGrabを利用するのが賢明です。無駄なトラブルを避けるように行動しましょう。
安全なエリア
一方、観光客が多く集まるリゾートホテル周辺やマクタンニュータウン、マリーナモールなどは比較的安全とされています。
これらの場所は警備員が常駐し、人の出入りが多いため犯罪が起こりにくい環境です。ただし、油断は禁物で、荷物管理や貴重品の持ち歩きには注意が必要です。
マクタン島の時間帯による治安
マクタン島は時間帯によって治安の印象が大きく変わります。昼間は多くの観光客や地元の人で賑わい、安全に移動できる場所がほとんどです。
しかし夜になると人通りが一気に減り、暗い道が増えるため犯罪のリスクが高まることも。特に女性のひとり歩きや、お酒を飲んだ後の移動は注意が必要です。
以下で具体的な昼夜の治安について解説します。
昼の治安
マクタン島の日中は観光地として非常に活気があり、治安も安定しています。ショッピングモールやプライベートビーチには警備員が常駐し、観光客が安心して過ごせる環境が整っています。
しかし、人が多い場所ではスリや置き引きが発生することもあるため、バッグは体の前で持つ、荷物を椅子に置きっぱなしにしないなど基本的な防犯意識は欠かせません。昼間は比較的安全ですが油断は禁物です。
夜の治安
夜のマクタン島は雰囲気が一変します。暗い路地や裏通りは人通りが減り、観光客を狙ったぼったくりやスリが発生しやすくなるでしょう。
また、一部のバー周辺ではトラブルに巻き込まれるケースもあります。特に女性のひとり歩きは控え、移動の際は必ずタクシーやGrab、運転手付きレンタカーを利用するのがおすすめです。
夜景やナイトライフを楽しむなら、ホテル内の施設や警備がしっかりした場所を選ぶのが安心です。
マクタン島旅行で注意すべきポイントと対策

マクタン島で安全に過ごすためには、いくつかの注意点があるため以下で紹介します。
街灯が少なく真っ暗なためタクシーを利用する
マクタン島の多くのエリアは街灯が少なく、歩道も暗くなりがちです。
特にローカルエリアでは真っ暗で人通りが減るため、徒歩移動は危険を伴うこともあります。安全に移動するためにはタクシーやGrab、運転手付きレンタカーを利用するのが最善策です。
暗い時間帯の徒歩移動は避け、無用なトラブルを防ぎましょう。
タクシーに乗る際はメーターを最初に確認する
マクタン島では正規のタクシーも多いですが、中にはメーターを使わず高額を請求するドライバーもいます。
乗車したら必ずメーターが稼働しているか確認しましょう。もしメーターを使わない場合は、乗車前に料金交渉を行い、納得できなければ乗らないのが無難です。
安心して移動したい場合は、配車アプリや運転手付きレンタカーの利用が非常に便利で安全で、料金が明確でぼったくりの心配がありません。
ぼったくりが不安な方はGrabを利用する
タクシーのぼったくりが不安な方は、断然Grabの利用がおすすめです。
アプリで目的地を入力すれば事前に料金が確定し、現金やカードで支払いも可能。深夜でも安全に移動できるため、多くの観光客や現地在住者が利用しています。
しかし、時間帯によってはなかなか予約を取れないことがあります。せっかくの旅行なのに移動手段を失っては時間の無駄になってしまうため、スケジュール通りに快適に移動したい方は運転手付きレンタカーを予約するようにしましょう。
専属の運転手が付いており、好きな時に好きな場所に連れて行ってくれるため快適なこと間違いなしです。
お店やタクシーで忘れ物をしない
マクタン島ではお店やタクシーでの忘れ物が後を絶ちません。
見つかる場合もありますが、戻らないケースも多いのが実情です。特にスマホや財布、パスポートなど貴重品の管理は徹底しましょう。
タクシーを利用した際は車を降りる前に必ず座席や足元を確認する習慣をつけると安心です。旅行先での忘れ物はトラブルの元。小物やお土産などもこまめに確認するようにしましょう。
子どもから目を離さないようにする
マクタン島は観光地なため多くの家族連れが訪れますが、子どもから目を離さないことが非常に大切です。
特にショッピングモールやビーチ、マーケットなど人が多い場所では迷子やスリの被害も懸念されます。子どもには親の連絡先を持たせたり、迷子になった際の約束事を決めたりしておくと安心です。
また、小さな子ども連れなら、なるべくシェラトンやクリムゾンなどリゾートホテルエリア内で遊ぶのがおすすめです。
子連れの場合はマクタン島のリゾートホテルに滞在する
子連れで旅行するなら、マクタン島のリゾートホテル滞在がおすすめです。リゾート内はセキュリティがしっかりしており、子ども向けの施設も充実。
敷地内だけで食事やアクティビティを楽しめるため、外出時のトラブルリスクを大幅に減らせます。また、スタッフが親切で、日本語対応のホテルもあるため安心です。家族旅行は無理せず安全第一でプランを立てましょう。
女性は肌の露出に気を付ける
マクタン島は南国のため露出の多い服装をしがちですが、地元では露出が多すぎる服装はあまり好まれません。
特に夜間の外出時は過度な肌の露出を控えめにするのがおすすめです。目立ちすぎるとトラブルを招く恐れがあるため、リゾート内では自由な服装でも街中では羽織れる服を持参すると安心です。
女性ひとり旅の場合は特に注意し、派手なアクセサリーも避けた方が無難です。
甘い誘いや知り合った人についていかない
旅行中にフレンドリーなフィリピン人に声をかけられることは多いですが、甘い言葉には要注意です。
中には観光客を狙った詐欺や美人局も存在します。親切そうに見えても安易についていかないようにしましょう。特に夜のバーやナイトスポットで知り合った人には警戒が必要です。
マクタン島を安全に楽しむためには、自分の身を守る意識を忘れないことが大切になります。
興味本位で治安が悪いエリアを歩くと危険な場合がある
「現地のローカルな雰囲気を味わいたい」と興味本位で治安が不安定なエリアへ足を運ぶのは非常に危険です。
日中ならまだしも、夜間は犯罪に巻き込まれるリスクが格段に上がります。特に路地裏や地元の歓楽街は観光客にとって危険地帯になることがあります。安全を優先するなら、情報収集を徹底し、むやみに知らない場所を探検するのは避けましょう。
マクタン島で気を付けたい犯罪事例
マクタン島は観光地として比較的安全ですが、注意が必要な犯罪も存在します。以下では具体的な犯罪事例について解説します。
- ・タクシーのぼったくり
- ・スリや置き引き
- ・狂犬病
- ・両替詐欺
- ・トランプ詐欺
- ・いかさま賭博
- ・美人局
- ・しつこい勧誘
- ・強盗
タクシーのぼったくり
マクタン島では、正規のタクシーであってもメーターを使わず法外な料金を請求するケースがあります。
空港や観光地周辺では特に多いため、乗車前に「メーターを使うか」「いくらかかるか」を必ず確認しましょう。
不安であればGrabアプリや運転手付きレンタカーの利用が最も安全です。Grabは料金が事前に分かり、ドライバー情報も確認できるため安心です。少しの手間で大きなトラブルを防ぐことができます。
スリや置き引き
観光客が多いマクタン島では、スリや置き引きの被害も少なくありません。特に市場やショッピングモール、空港など人が多い場所で被害が起きやすいです。
たとえば、貴重品はカバンの奥や体の前側に入れ、目を離さないようにしましょう。また、スマホや財布をテーブルに置きっぱなしにするのも危険です。
楽しい旅行を台無しにしないためにも、常に「狙われる可能性がある」と意識することが大切です。
狂犬病
フィリピン全体で問題となるのが狂犬病です。マクタン島でも野良犬や放し飼いの犬をよく見かけますが、むやみに触ったり近づいたりしないようにしましょう。
万が一、犬や猫に噛まれたり引っかかれたりした場合は、すぐに流水で傷口を洗い、病院で治療を受けることが重要です。
狂犬病は発症するとほぼ100%致死です。可愛いからと油断せず、動物とは距離を保つことが安全策です。
両替詐欺
街中の両替所の中には、レートが良いと見せかけてお金を抜き取る両替詐欺が潜んでいます。
わずかなお札を数枚抜き取る巧妙な手口もあり、観光客はターゲットになりやすいです。そのため、両替は空港や銀行、または大型ショッピングモール内の正規両替所を利用するのがおすすめです。
金額をその場で必ず数え直し、レシートをもらう習慣をつけましょう。安心できる場所で両替するのが鉄則です。
トランプ詐欺
マクタン島では稀に「トランプ詐欺」と呼ばれる手口が見られます。親しげに話しかけてきた現地人が「簡単に稼げるゲームがある」と誘い、勝てるように見せかけて大金を巻き上げる詐欺です。
勝てるように最初は少額を渡して信用させるのが常套手段。絶対に参加しないことが最善策です。どんなに親切そうでも、知らない人からの儲け話には耳を貸さないようにしましょう。
いかさま賭博
観光地特有のいかさま賭博もマクタン島では報告されています。特にトランプやダイスゲームを用いて観光客からお金を巻き上げる手口が多いです。
観光客は「少額なら大丈夫」と軽く考えがちですが、一度乗ると次々と金額が吊り上げられるケースがほとんど。
現地の人に誘われても、興味本位で賭博に手を出すのは避けましょう。賭博をしたい場合は、ウォーターフロントホテルやヌースターホテルのカジノに行くようにしましょう。
美人局
マクタン島では美人局の被害報告もあります。
現地の女性が親しげに声をかけ、一緒に飲食やホテルへ誘い、後から共犯者が現れ金銭を脅し取る手口です。特に男性ひとり旅の方は要注意。
美人局は想像以上に巧妙で、被害を受けると非常に面倒です。甘い誘いには乗らず、初対面の人と二人きりになるのは避けましょう。トラブルを回避するためには自己防衛が欠かせません。
しつこい勧誘
マクタン島では観光客を狙ったしつこい勧誘が目立ちます。マッサージやタクシー、観光ツアー、さらには怪しいバーへの誘いなど様々です。
中には法外な料金を請求するケースもあるので、興味がなければ「No, thank you」とはっきり断りましょう。曖昧な態度を取るとさらに食い下がられる可能性があります。旅行を楽しく過ごすためにも毅然とした態度が大切です。
また、観光ツアーの際は日系の安全な観光ツアーを利用すると良いでしょう。
強盗
深夜や人通りの少ない場所での強盗被害も稀に報告されています。被害に遭わないためには夜遅くの外出を避け、できるだけ明るく人通りの多い場所を移動しましょう。
特に貴重品を目立つように持ち歩かないことが重要です。万が一、強盗に遭遇した場合は抵抗せず、命を守る行動を優先してください。
旅行保険に加入しておくのも万が一の備えとして安心です。
マクタン島で万が一トラブルに巻き込まれた際の対処法

マクタン島で万が一トラブルに巻き込まれた場合、冷静な対応が何より大切です。
以下ではトラブルを想定した対策を紹介します。
犯罪や盗難に遭遇した際の対処
犯罪や盗難の被害に遭った場合はまず身の安全を確保し、すぐに最寄りの警察署へ行きましょう。観光警察も親切に対応してくれます。
被害届を出す際にはパスポートや身分証の提示が求められるため、コピーを常に携帯しておくと便利です。
また、保険会社に連絡を入れ、補償を受けるために書類を整えましょう。慌てずに正確な状況を伝えることがトラブル解決の近道です。
パスポートを紛失した際の対処
マクタン島でパスポートを紛失した場合、まずは最寄りの警察署で紛失証明を取得しましょう。
その後、日本大使館または領事館で再発行手続きを行います。手続きには証明写真や身分証明が必要なため、事前にコピーを用意しておくのがおすすめです。
パスポートの再発行には数日かかるため、旅行中のスケジュールに余裕を持たせておくことも大切となります。
トラブルに巻き込まれてケガをした際の対処
旅行中にケガをした場合、早急に病院へ行きましょう。マクタン島には設備の整った病院が複数あり、英語対応が可能です。
海外旅行保険に加入していればキャッシュレス診療が受けられる場合も多いので、保険証券を携帯することを忘れずに。
小さな傷でも感染症のリスクがあるため自己判断せず医師の診断を受けることが大切です。安心して旅行を楽しむための備えを怠らないようにしましょう。
また、日本語での診察を受けたいという方は、セブ島にある『セブドクターズユニバーシティー』に行くと良いです。ジャパニーズヘルプデスクがあるため、安心して日本語で対応してもらえます。
マクタン島の治安に関するQ&A
マクタン島の治安について、初めて訪れる方が気になるポイントをQ&A形式でまとめました。
マクタン島への家族旅行は安全?
マクタン島はリゾートエリアが充実しており、家族旅行にもおすすめできる比較的安全なエリアです。
多くのリゾートホテルではセキュリティもしっかりしており、プールやビーチも清潔に管理されています。しかし、外に出る際は子どもから目を離さないようにし、夜遅くの外出は避けるのが安心です。
家族連れならリゾート内で過ごすプランを立てるのがベストでしょう。
深夜のフライトで到着するのですが、空港からホテルまで安全に移動できますか?
深夜着でも、セブ国際空港は24時間営業しておりタクシーやGrabが利用できます。黄色い空港タクシーは安全ですが、料金は若干高めです。
個人での移動が不安という方は、送迎サービスを利用すると安全なため、利用してみましょう。

海外に慣れていない人でもマクタン島の夜を歩いても安全?
マクタンニュータウンやマリバゴなどの観光エリアは比較的安全ですが、海外に慣れていない方は夜のひとり歩きは避けた方が無難です。
街灯が少ないエリアや裏通りは特に危険ですし、トラブルに巻き込まれるリスクもあるかもしれません。
夜に出歩く場合は必ず信頼できる人と行動を共にするか、タクシーやGrabを利用するのが安心です。無理せず安全第一で過ごしましょう。
女性のひとり旅でも問題ない?
マクタン島は女性のひとり旅も可能ですが、油断は禁物です。リゾートホテル内で過ごす分には問題ありませんが、夜遅くの外出や人通りの少ない道は避けましょう。
服装は露出を控え、荷物も最小限にするのがおすすめ。自分の身を守る意識を持っていれば、女性ひとりでもマクタン島で安心して旅行が楽しめます。
マクタン島の警察署はどこにありますか?
マクタン島にはいくつかの警察署がありますが、観光客が最も利用するのはラプラプ市警察署(Lapu-Lapu City Police Station)です。
空港からアクセスしやすい場所に位置しており、トラブルがあった場合はここに相談すると良いでしょう。英語で対応可能なので、困ったことがあれば躊躇せず相談してください。
フィリピン人は親切ですか?
フィリピン人は陽気で親切な人が多く、マクタン島でも困っていると声をかけて助けてくれることが多いです。しかし、観光客狙いの詐欺や過剰なチップ要求などもあるため、警戒心は持っておきましょう。
全員を疑う必要はありませんが、知らない人に大金を渡したり、一緒に行動したりするのは避けるのが安全です。ほどよい距離感を保つことが大切でしょう。
クレジットのスキミングはありますか?
マクタン島でもクレジットカードのスキミング被害はゼロではありません。
特にローカルの小規模店や怪しい場所での利用は避け、ホテルや大手レストラン、ショッピングモール内で使うのがおすすめです。
また、カード利用時は目の前で処理してもらいましょう。心配な方は限度額を低く設定したカードを持参するか、現金を多めに用意するのもひとつの方法です。
マクタン島は治安が良いので安全に遊べる

マクタン島はセブ本島に比べてリゾートが多く、全体的に治安が良好と言われています。もちろん海外旅行なので注意は必要ですが、最低限の防犯意識を持っていれば安心して楽しめる場所です。
夜遅くの外出や人気の少ない場所を避け、移動は信頼できる交通手段を利用すると良いでしょう。美しい海やグルメ、スパなど、マクタン島には魅力がたっぷりあるため、安全に配慮しながら思い出を作りましょう
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