フィリピンセブ島のゲストハウスはぶっちゃけどうなの?日本人経営のゲストハウスも紹介
セブ島旅行を計画中の方で、ホテルより安く泊まりたい方、長期滞在を考えている方にはゲストハウスがおすすめです。
しかし、料金が安い代わりに、掃除が行き届いていなかったり、壁が薄かったり、場所が不便なのでは?などと思っている方もいらっしゃるでしょう。本記事では、セブ島滞在歴2年になる筆者がゲストハウスについて紹介します。
- セブ島ゲストハウスのメリット・デメリット
- 安全で快適なゲストハウスの選び方
- 日本人経営ゲストハウスのおすすめ
この記事を読めば、初めてセブ島を訪れる方も、リピーターの方も、現在、日本人が経営しているゲストハウスついて知り、自分に合った宿泊施設を選べるようになります。予算を抑えつつ、快適なセブ島旅行ができるように、ぜひ参考にしてください。
ゲストハウスとは
ゲストハウスは1泊500〜1,000ペソとリーズナブルな値段の宿で、アットホームな雰囲気の宿泊施設が多いです。 ホテルほど豪華ではないですが、共同のキッチンやリビングがあり、他の旅行者との交流が楽しめるのが魅力的です。
宿によって個室もありますが、 ドミトリールーム(相部屋)が多く、たいていの場合トイレやシャワーも共同で使います。
フィリピンセブ島ゲストハウスのメリット
セブ島はリゾート地というだけあって、多くのゲストハウスがあります。以下では、セブ島のゲストハウスに泊まるメリットを紹介します。
リーズナブルな料金
ゲストハウスの最大の魅力は、なんといってもその手頃な価格です。 高級リゾートホテルが1泊30,000〜50,000円なのに対し、ゲストハウスは1泊1,500〜3,000円と格安の料金で宿泊できます。
宿泊費で浮いたお金は、マリンアクティビティやフィリピン料理、お土産にあてられるので、より充実した旅行を楽しめるでしょう。
現地文化の体験
ゲストハウスでは多くの場合、セブ島に詳しい在住者や長期滞在者との交流ができます。ゲストハウスに泊まれば、観光ガイドブックには載っていない、現地人おすすめのレストランや、隠れた観光スポット、伝統行事の情報など、ローカルなセブの文化に触れられるでしょう。
ゲストハウスに泊まるという経験は、旅の思い出をより深く、豊かなものにしてくれること間違いなしです。
アットホームな雰囲気
ゲストハウスは、家庭的で温かい雰囲気があります。 多くのゲストハウスには、共有のリビングスペースやキッチンがあり、他の宿泊者と自然な会話が生まれます。
朝の挨拶や「今日は何をする?」などの小さな会話が、旅の孤独感を感じさせず、第2の家のような居心地の良さになるでしょう。
フィリピンセブ島ゲストハウスのデメリット
セブ島のゲストハウスには多くの魅力がありますが、同時にいくつかの注意点もあります。以下では、ゲストハウス滞在時に考慮すべきデメリットを紹介します。
設備のシンプルさ
ゲストハウスの設備は、一般的にホテルと比較してシンプルです。 個室にはベッドとテーブルしかない場合が多く、バスルームや洗面所が共用のこともあります。 エアコンがなく扇風機のみの部屋や、Wi-Fiがないゲストハウスもあります。
快適さを重視する方や、ある程度の贅沢さを求める方には、向いていないかもしれません。
プライバシーの制約
ゲストハウスでは、プライバシーが制限される場合があります。 特にドミトリータイプの相部屋では、他の宿泊者と共同で生活することになるので、 他人の生活音や、深夜の帰宅音などが気になる方は、この環境がストレスになる可能性が高いです。
一人で静かに過ごしたい方や、プライバシーを重視する方は、ゲストハウスでも個室を選ぶことをおすすめします。
サービスの限界
ゲストハウスでは、ホテルのような充実したサービスは期待できません。24時間対応のフロントデスクがなく、深夜のチェックインができなかったり、日々の清掃サービスが行き届いてないと感じることもあります。
タオルやシーツなどの定期的な交換なども、ホテルほど頻繁ではないでしょう。
言語面でも、英語やタガログ語以外の対応が難しい場合もあります。英語が苦手な方は、日本人がオーナーのゲストハウスがおすすめでしょう。
フィリピンセブ島のゲストハウスを選ぶ方法
セブ島でのゲストハウス選びは、快適な滞在ができるかを決める重要なポイントです。ここでは、ゲストハウスを選ぶために最低限確認すべき点を紹介します。
アクセスが良いか
ゲストハウスの立地は、旅の快適さに大きく影響します。ゲストハウスから主要な観光スポットやビーチ、飲食店へのアクセスがいいかを確認しましょう。
また、空港からの距離や、公共交通機関へのアクセスも重要です。特に初めてセブを訪れる方は、中心部のセブシティに近いゲストハウスを選ぶと安心でしょう。
お湯が出るか出ないか
セブ島は1年中暖かい気候ですが、毎日冷水のシャワーでは体調を崩すこともあります。そのため 予約前に必ず、お湯が出るかどうかを確認しましょう。
また、水圧の強さも快適なシャワーには必須です。過去の宿泊者のレビューを見て、ゲストハウスの評価を必ず確認しましょう。
ゲストハウスの治安が良いか
セブ島は海外なため、安全性は滞在先を選ぶ上で重要な要素でしょう。ゲストハウス周辺の治安はもちろん、スタッフも気にしましょう。
例えばスタッフが常駐している、もしくはゲートにロックがかかる宿を選ぶと安心です。また、女性1人旅の場合は、女性専用フロアがあるゲストハウスをおすすめします。
セブ島は、外務省海外安全ホームページで確認すると、現在危険度レベル1なので比較的治安の良い国といえますが気を付けましょう。
きちんと清掃されているかどうか
清潔さは快適に過ごせるかだけでなく、健康面も左右します。なるべく最新の予約サイトやSNSでの写真、過去の宿泊者のレビューを参考に、清掃状況をチェックしましょう。
特に共用スペースやバスルームの清潔さは重要です。清潔さの評価が高いゲストハウスを選ぶことで、ストレスのない快適な滞在ができます。
価格が格安かどうか
セブ島のゲストハウスは、1泊1,500〜3,000円で泊まれる宿がたくさんあります。しかし中にはタオルやアメニティが有料だったり、朝食がついていなかったりするのでサービスを比較しましょう。
また、長期滞在割引や、早期予約割引がある施設も多いです。日本人オーナーのゲストハウス「セブスタイル」では長期滞在割引で1泊500ペソから泊まることが可能です。
Wi-Fiの速度が早いか
旅行者にとって、安定したインターネット環境は必要不可欠です。 特に仕事をしながらの滞在や、SNSでの情報発信を考えている方は、Wi-Fiの速度と安定性を確認しましょう。Wi-Fiの速度は、ゲストハウスのホームページや口コミで確認できます。
また、共用スペースだけでなく、部屋でWi-Fiが使えるかも確認しておくと良いです。
きちんと運営しているか
セブ島ではコロナウィルスの影響で廃業してしまったゲストハウスもあります。ホームページは残っていても、既に閉業しているケースもあるため、口コミやSNSの最新の更新は最近か、ホームページの更新が数年前で止まっていないかなど事前に確認しましょう。
分からない場合は一度、直接問い合わせてみてもいいでしょう。
作業スペースがあるか
リモートワークをする方や、語学学習を予定している方に、集中できる作業スペースの存在は重要です。ゲストハウスの個室、もしくは共用スペースの作業に適したテーブルや椅子があるか確認しましょう。
過去の利用者のレビューや、SNSの写真を参考にすることで、自分に合った環境かどうかを確認できます。
セブ島の日本人経営のゲストハウスのメリットとデメリット
セブ島には日本人経営のゲストハウスも多く、特にバックパッカーや日本人の旅行者に人気があります。以下では、日本人経営のゲストハウスのメリットとデメリットを解説します。
日本人経営のゲストハウスのメリット
まずは、日本人経営のゲストハウスのメリットから紹介していきます。
言語の安心感
日本語でのコミュニケーションが取れるのが最大のメリットです。予約時の問い合わせから、チェックインの手続き、滞在中の質問や要望まで、すべて日本語で対応できるので、英語が得意でない方も安心して過ごせます。
日本人向けのサービスや設備
日本人オーナーのゲストハウスでは、日本人の生活習慣や好みを理解したサービス、設備が整っていることが多いです。例えば、便座付きのトイレ、お茶のサービス、日本人向けの雑誌や漫画、Switchが置いてあるところもあります。
慣れない海外生活をしていると、ホームシックになったり、気持ちが落ち込むこともあるかもしれません。そんな時に、日本の文化やゲームに触れるとストレスが軽減されるのでおすすめです。
現地情報の提供
日本人オーナーの視点で、ネットや旅行雑誌には載っていないローカルな情報が聞けます。セブについて詳しくなくても、セブ歴の長いオーナーなら、安全でおいしい飲食店や、穴場の観光スポット、お得な買い物情報など、現地の情報をもらえるでしょう。
他の日本人旅行者との交流
日本人オーナーのゲストハウスでは、同じ日本人が集まるため、旅行者との出会いや自然と交流できる機会が多いです。旅行好きな人と情報交換をしたり、予定が合えば一緒に観光することもあります。特に1人旅の方にとっては、心強い仲間作りの場となるでしょう。
治安の安心感
比較的治安がよく、衛生的な環境で育ってきた日本人は、治安の悪いところに慣れていないため、日本人オーナーは特に安全面に気を配っています。そのため、立地や、セキュリティ面でも信頼できることが多いです。
中には、「外国人スタッフや宿泊者に、物を盗まれた」というトラブルもあるので、日本人スタッフがいる宿であればさらに安心です。
日本人経営のゲストハウスのデメリット
日本人経営のゲストハウスに泊まると、ちょっと残念な部分もあるため以下を参考にしてください。
現地の文化との接触が限定的
日本人オーナーのゲストハウスに宿泊すると、現地の人たちと話す機会が少なかったり、フィリピンの日常生活を体験しづらくなることがあります。せっかく海外旅行に来たから、その国の文化や生活を楽しみたいという方にとっては、少し物足りないかもしれません。
しかしローカルに飲みに行くなどして、寝床だけを日本人ゲストハウスにするという方法もあります。
言語練習の機会が少ない
英語やタガログ語を上達させたい方にとっては、日本語が聞こえるゲストハウスは理想的な環境とは言えないでしょう。現地の言葉や英語を使う機会が限られてしまうため、語学力向上を目指す旅行者は外国人が多く泊まるゲストハウスがおすすめです。
混雑しやすい
日本人旅行者に人気が高いため、特にGWや夏休みなどの繁忙期には予約が取れなかったり、共用スペースが混み合ったりすることがあります。日本人のゲストハウスに宿泊したい場合は、なるべく早めに予約をしましょう。
【注意】すでに廃業しているゲストハウス
2024年現在、以下の施設は過去に人気があったものの、様々な理由により閉館しました。 古い情報や口コミサイトにはまだ掲載されていますが、予約はできないので注意したほうがいいかもしれません。
(閉館)ディー・ゲストハウス
かつてセブ島で人気を誇った日本人経営のゲストハウスです。ゲストハウスを通してアクティビティを申し込むことができ、シュノーケリングやダイビングを楽しめました。残念ながら現在は閉業していますが、多くの日本人旅行者の思い出の場所として記憶に残っています。
(閉館)ディー・ゲストハウス ホワイト サンズ
ディー・ゲストハウス ホワイトサンズは、ディー・ゲストハウスの姉妹施設として運営されていたゲストハウスです。マクタン島のビーチエリアに位置し、リゾート感覚で滞在できる人気スポットでした。
(閉館)ゲストハウスのどか
ゲストハウスのどかは、その名の通り、のどかでゆったりとした雰囲気が特徴で、コロナ禍を期に閉館しました。多くの飲食店が並ぶ、オークリッジ・ビジネスパークの近くにあり、ゲストハウスにしては珍しく、屋外プールとジャグジーを完備していました。
(閉館)キャラバン・ゲスト&シェアハウス
セブ市内で営業していた日本人向けのゲスト&シェアハウスです。おしゃれなカフェやレストランが立ち並ぶITパークから徒歩3分と好立地でありながら、セキュリティスタッフも24時間常駐しているなど、しっかりと管理された施設でした。
セブ島でおすすめの日本人宿「セブスタイル(CebuStyle)」
2023年10月に新規オープンしたばかりの4階建てゲストハウス「セブスタイル」。セブスタイルは、若い日本人がオーナーのため、明るく過ごしやすい雰囲気が特徴です。セミスパルタ校として日本人に人気のある「EVアカデミー」から徒歩5分の距離にあります。
高速Wi-Fiを完備しているので、動画視聴や、リモートワークでも問題なく作業ができます。長期滞在割引もあり、格安の1泊500ペソ〜宿泊が可能です。
宿泊者同士の交流イベントや、アイランドホッピングを定期的に開催しているので多くの日本人旅行者、留学生に人気です。交流イベントの様子や、アイランドホッピングは下記で紹介しています。
まとめ
今回はフィリピンのセブ島にある、ゲストハウスについて紹介しました。ゲストハウスは、リーズナブルな宿泊費で、セブ島の雰囲気や他の旅行者との交流を楽しめます。
ゲストハウスにもメリット・デメリットがあるため、セブ島での滞在をより充実させるためには、自分のニーズに合ったゲストハウスの選択が大切です。今回の記事をゲストハウス選びの参考にして、セブ島を存分に楽しみましょう。
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